ショウエイ
5年後には年商15億円規模に
既存顧客へのサービス向上

2015年02月20日号

乗務員教育に注力

社屋

運送業の㈱ショウエイ(倉敷市玉島乙島8256―27、下原丙子社長、下原將貴常務、電086・526・7890)は既存顧客へのサービス面向上で、受注量を拡大する考えだ。タンクなどの特殊大型荷物の運送業を主力にしており、乗務員教育を徹底させ、既存年商11億円規模を5年後には15億円規模に拡大する計画だ。

同社は1988年4月設立で、特殊大型荷物の運送業のほか、グループ会社でタクシー、運転代行業を手掛けている。大型荷物輸送では14―50tトレーラーを49台、15t低床トラックを10台など、トラックトレーラーで60台保有し、主要取引先に配車、倉庫管理目的で営業所も都窪郡早島町と浅口市鴨方町、兵庫県加古川市、三重県上野市、広島県尾道市の5拠点を持つ。

下原將貴常務

同社は既存顧客へのサービス向上が会社の収益増につながるとし、3年前から乗務員に班長制度を導入し、乗務員の意見を組み込んだサービスの提供に注力している。04年にはGマークを取得するなど、運送面での品質を保持したほか、10年ほど前から民間車検場を敷地内に設け、整備を内製化するなど、顧客への運賃面でのサービス向上にも注力する。

下原社長は「既存顧客の満足度を上げ、お客様と共存共栄を目指したい。営業所展開も考えたい」と、下原常務は「運送業界では人材難という問題があるが、待遇面を売りに、人材を育てたい。弊社は安全性の上でもGマークは100点で取得している」とPRする。

同社は資本金6千万円、場業員は120人。グループ会社に㈱玉島コーワン運輸がある。