阿知３丁目東地区市街地再開発
倉敷市中心市街地の賑わい作り
「あちてらす倉敷」で回遊創出
2021年08月20日号
西日本屈指の観光地として名高い倉敷市の、ＪＲ倉敷駅南側にホテルやマンション、商業施設などが入居した複合商業施設「あちてらす倉敷」（倉敷市阿知３―９―１）が10月10日〔日〕、本格オープンする。７月末頃からは市営駐車場や物販の店舗などが随時開業しており、倉敷駅を中心とした同市の中心市街地活性化へ向けての機運の高まりが期待されている。 （山田富夫）
倉敷市中心部の課題
ＪＲ倉敷駅周辺は、北側に「倉敷みらい公園」「アリオ倉敷」「三井アウトレットパーク倉敷」、南口東側に「天満屋倉敷店」、「山陽マルナカ倉敷駅前店」など大規模小売店舗が集中。東側には税務署や地方裁判所などの公共機関、倉敷中央病院や倉敷中央ケアセンターなどの医療･福祉施設が林立している。また南東方面には「美観地区」があり、倉敷市立美術館や中央図書館、自然史博物館、市民会館などの文化施設もあって、観光拠点として連日大勢の観光客で賑わっている。ただ駅南側から北西にかけては道路が狭くて古い商店街や住宅街があり、回遊性が途切れていた。
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