ポエック
「ヴォルガ」の全国発売を開始
オゾン除菌・脱臭・洗浄システム
2021年09月10日号
東北大学と共同研究し製品化
ジャスダック市場に上場し、業務用ポンプ・消火装置・熱交換器など環境機器を手掛けているポエック㈱(福山市南蔵王町2-1-12、来山哲二会長・釆女信二郎社長、電084・922・8551)はこのほど、オゾン除菌・脱臭・洗浄システム「Volga(ヴォルガ)」=写真=の全国発売を開始した。
同社は、2020年に東北大学とウイルス感染作用を取り除く不活化技術の開発と製品化に向けた共同研究契約を締結。「世界最先端のウイルス不活化技術の開発をスタートした」(来山会長)ことを受けて次の3タイプ・計17機種(価格は約23万円から)を発表した。
オゾンガス発生装置・個別方式=壁掛・据置共用型、据置型、天井型・個別電線管方式の計4機種▽同・セントラル方式=セントラル(集中配管)方式3機種▽オゾン水製造装置=オゾンクリーンシステム、オゾン水製造装置、オゾン脱臭・殺菌庫をラインナップ。
来山会長は「新型コロナウイルスの終息が見えない現状の中、効果的で安全性の高い抗ウイルスシステムの一つとして、ぜひ導入を検討していただきたい」と要望している。
吉田労務事務所
ヴォルガを艮神社、妙法寺に寄付
「コロナから参拝者守りたい」
ヴォルガの全国発売に合わせ、同社の製品を早くから高く評価している吉田労務事務所(同市吉津町7-5、電同921・5193)の吉田功氏(特定社会保険労務士)は、同システムを10台購入し、親交のある艮=うしとら=神社(同市北吉津町)と妙法寺(同市南町)などに寄付し、吉田労務事務所にも設置するという。
吉田氏は「以前、火災予防の考えから艮神社と妙法寺にポエックが開発した電気不要の消火設備『ナイアス』を寄付させていただきました。今回はコロナ禍から少しでも参拝者を守りたい、という強い願いです」と話している。