㈲わたなべ
社長 渡辺勝紀さん
長年親しまれる弁当店

2021年11月20日号

家庭的な味付けが人気

わたなべかつのり(60)

井原市井原町780-1

電0866・62・0363

 

㈲わたなべは創業から50年以上、井原市の商店街で地域に親しまれる弁当店を営む。手作りの弁当を良心的な価格で提供するほか、市内の病院や学校への給食弁当も引き受けており、その味を知る人は多い。店舗売りでは週替わりのサービス弁当(550円)や、から揚げ弁当、サンドイッチなどが人気。弁当に入る煮物もおいしいと好評だ。

渡辺社長は「昔からの家庭的な味を守っています。から揚げは自家製のタレに一晩漬け込んで仕込む。煮物はしょうゆにこだわり、しっかりと炊いて味付ける。一品ずつ手間を掛け、添加物は使わず、原価率も高い。その分、お客さんに喜んで頂いています」と話す。

弁当は市内で開かれるスポーツの行事(野球、サッカー、新体操など)でもよく利用される。口コミが広がり福山市や倉敷市など市外のチームが井原へ試合や練習に来る際にも注文が入るという。

「新型コロナの影響は大きかったが、緊急事態宣言解除後は行事の際の注文が戻りつつあります。今後もこれまでの物を守りながら、若い世代にも喜ばれるメニュー開発に努めていきたい」と渡辺社長。

営業は午前8時―午後6時(受付は5時まで)。不定休。待たずに買える電話注文を薦めている。