◇上品な甘さの餡（あん）の上生菓子に定評がある。近年土産物品に力を入れる中、このほど福山城築城４００年を記念し、城をリアルに模った「朱雀院最中」（２１６円）の発売を始めた。同店が前身の「若狭屋春長」（１９６７年創業）だった時代の40年前に発売された商品を復刻した。丹波の大納言小豆の風味が豊かで、復刻版は甘さ控えめにリニューアルした。「和菓子店はあんこが命。あんこそのものが堪能できる最中で、築城４００年を盛り上げたい」と澤卓哉専務。営業は午前９時―午後７時。元旦以外無休。