ホーコス
5/20に新本社ビル落成・除幕式
1階ロビーに野田正明氏の作品

2022年05月20日号

空中彫刻で作品名は「超想」

ホーコスの新本社ビル

工作機械・環境改善機器・建築設備機器を製造販売するホーコス㈱(菅田雅夫社長)が、創業80周年を記念して福山市草戸町3-12-20(敷地3700・16㎡)に建設を進めていた新本社ビル(鉄骨6階建て、延べ7105・60㎡)がこのほど完成、5月10日に本社機能を移転した(電話は従来通り084・922・2600)。20日〔金〕午前10時から同ビルの落成式と除幕式が行われる。

同ビルは環境省が定義した年間の一次エネルギー消費量が正味ゼロ、またはマイナスの先進的な建築物「ZEB Ready(ゼブ レディ)」を見据えて設計しているのが大きな特長で、このほど同省から認証を得た。設計は㈱あい設計(本社・広島市)、施工は五洋建設㈱(同・東京)が担当した。

野田正明氏の「空中彫刻」

また、アメリカ・ニューヨークを拠点に国内外で活躍している福山市新市町出身の現代美術家・野田正明氏(広島文化賞受賞)製作のモニュメントが1階ロビーに設置されることも話題になっており、作品名は「Mind Beyond(超想)」。サイズは長さ5m、縦・横2・6m。天井から3本のワイヤーで吊した「空中彫刻」となり、左右3個の変光ライトによって、作品が7色の光に輝く演出が施される。

野田氏は「作品にはホーコスの『未来、限りない躍進に向かっての思い』を込めている。もともと私の作品は、流動エナジー、飛翔、反重力、螺旋にまつわる生命、DNAなどをテーマにしているため、今回のように空中彫刻にすることで、その効果はより顕著となった。私の長年のキャリアの集大成ともいえるものだ」と強調した。