三原内港周辺の再生へ
賑わいを創出する事業
市が基本計画まとめる⑨

2022年10月20日号

陸・海・空の道を活かした街へ(157)

 この「内港編」は途中から三原を離れ、尾道の駅前で施行された再開発の経緯をたどった。尾道が重視したのは近くにある海との親和性を高めることで、三原がこれから内港と周辺を整備してゆく上で参考になることがあるとよい。

隣り合う両市は「海の道」で繋がっているけれど、尾道は対岸の向島との間に細長く伸びる「水道」と呼ばれる海の道。三原は内海諸島に向けて海が広がり、その道を往来する船が発着する内港を擁している。このように海の「姿」が違うので、三原が沿岸を整備するためには尾道と異なるアプローチが必要で、「それは何か?」と考えるのが本編のテーマになっている。(西亀悟)

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