長岡商事
大型ドローンスクール
「SORAN」12月開校予定
2022年11月10日号
神石高原町スコラ高原で
建築資材の販売や住宅事業など幅広く展開する総合商社の長岡商事㈱(庄原市西本町2―12―10、長岡廣樹社長、電0824・72・2879)は、広島県神石高原町の帝釈峡スコラ高原=写真下=で、産業用大型ドローンスクール「SORAN」を開校する。12月の開講を目指し、受講者の募集を開始した。対象者は、〔一社〕日本UAS産業振興協議会(JUIDA)の無人航空機操縦技能の証明書を有する人や他団体の同様の資格を持つ人で、今後、定期的な説明会を行う予定。
スコラ高原の敷地を活かし、5日間の合宿でドローンの組み立て方やプログラミングでの自動航行を含む操縦方法などを実践で学べる内容となっており、教習で使用する小型ドローンの代金を含んだ費用は85万円(税別)を予定。宿泊費は別途必要。
同社は数社と協業し、重量物の運搬と長時間飛行に耐えるドローン用の小型ガスタービン発電機を搭載した大型ドローンの開発を進行中。同クラスの操縦方法を学ぶためのスクールは全国でも初だという。教習に使用するドローンのサイズは縦横3202㎜で、高さが670㎜、重さは33・5㎏。最大で49㎏の荷物を運搬できる。
大型ドローンを用いたサービス事業(DaaS事業)にも着手し、国や地方自治体向けの災害派遣や巨大インフラ敷設点検、重量物の物流など、産業現場での労働力不足や効率化などの課題解決に対応するサービスの展開も進める方針。
また、防災、減災の取り組みに注力する神石高原町と連携し、大型ドローンを活用したサービスを全国へ発信していく。