ソーテックスコーポレーション
高所修繕サービスを開始
ロープアクセス技術に特化

2023年03月01日号

新たな工事法の選択肢を提案

橋梁点検の様子

ロープアクセス技術で特殊高所作業を行う㈱ソーテックスコーポレーション(福山市南手城町3―12―8、小野貴正社長、電084・999・3981)はこのほど、シール打ち換え工事や塗装工事などの高所修繕サービスを開始した。仮設足場が組めない環境での修繕を、ロープアクセス技術でスピーディに対応できる強みを活かし、新たな工事方法の選択肢を提案。建設会社や工務店などのニーズに応える。見積もり作成や現場調査は無料で対応する。

ロープアクセス技術とは、ロープ(命綱)を使って難所や高所などにアプローチし、点検や作業などを行う技術のこと。ロープを伝って上り下りや横移動を安全かつ容易、しかも迅速にこなすことができる。2014年度から橋梁点検に関する法律が施行され、トンネルや橋などは5年に1度の「近接目視」による点検が義務付けられていることからニーズが高まっている。

命綱となる大切な道具

法律による様々な規制で足場を組めず、諦めざるを得なかった工事でも、同技術を応用すれば可能になる場合があり、「橋梁点検車や高所作業車などが使えない」、「通行規制をしづらい」、「緊急を要する」状況での利用に適しているという。

同社は中四国エリアを中心に、全国の鉄塔や橋梁、建造物の窓や壁面の洗浄、高木などの特殊伐採などを請け負ってきた。

小野社長(44)は「今後、ロープアクセス技術を広く知っていただき、導入を希望される業者向けの講習会やアフターフォローなどを行い、中国地方のロープユーザーを増やしていきたいと考えています」と話している。