福山税関支署
2022年の管内貿易状況
輸出入とも2年連続増加
2023年04月01日号
総額1兆8243億円超
福山税関支署(電084・941・4506)は管内(福山・笠岡・尾道糸崎・竹原・土生)における2022年(1ー12月)の貿易状況をまとめた。
総額は1兆8243億5600万円(前年比134・6%)で2年連続の増加となった。以下、かっこ内の数値はすべて前年比を示す。
輸出は8576億5400万円(122・0%)、輸入は9667億0200万円(148・3%)で、いずれも2年連続の増加となった。主要品目の状況は次の通りである。
【輸出】〔鉄鋼〕(構成比74・7%)6405億4500万円(130・4%)は前年に比べ1494億3200万円増加した。
アジア諸国が全体の約8割を占め、国別ではタイが19・0%増加、韓国が24・4%増、中国が3・2%減、インドネシアが2・1倍、ベトナムが2・3倍。
〔船舶類〕(同18・1%)1550億5100万円(100・8%)は前年に比べ12億3800万円増加。リベリアが全体の約6割を占め、国別ではリベリアが23・3%増、パナマが67・4%減、タイが全増となった。
〔一般機械〕(同1・7%)145億9200万円(116・5%)は前年から20億6400万円増加した。約3割を占める中国が1・6%増、フィリピンが9・8%増、ベトナムが38・8%増加した。
【輸入】〔石炭〕(同47・9%)4630億5500万円(2・6倍)は前年から2855億0900万円増加した。
全体の約7割を占めるオーストラリアが2・6倍、ロシアが98・4%増、カナダが19・2倍、インドネシアが2・6倍、アメリカが3・7%倍と各国からの輸入が大きく伸び、前年まで最も額大きかった鉄鉱石を上回った。
〔鉄鉱石〕(同28・0%)2705億円(93・5%)は前年に比べ189億5100万円減少した。全体の約6割を占めるオーストラリアが15・2%減、ブラジルが15・4%増加、カナダが42・4%増加した。
〔衣類及び同附属品〕(同5・1%)489億3400万円(123・2%)は前年に比べ92億1700万円減少した。
国別では全体の約7割を占める中国が26・4%増加し、ミャンマーが16・7%増、インドネシアも63・9%増加した。