道下工務店
F・L・ライトの思想受け継ぐ
平屋建て常設モデルハウス建設
2023年09月10日号
9/9・10にグランドオープン
㈱道下工務店(福山市南蔵王町1―2―25、道下幸治社長、電084・926・2820)は、同社北隣にこのほどフランク・ロイド・ライトの建築思想を受け継いだ平屋の常設展示場「ユーソニア.LA」を建設。9月9日〔土〕・10日〔日〕にグランドオープンする。来場者には記念品を贈呈予定で、展示場の予約はWEBページ(https://michishita-k.jp/)かフリーダイヤル(0120・99・8739)で受け付ける。
F・L・ライト(1867年—1959年)は「近代建築の三大巨匠
」の一人に数えられるアメリカの建築家だが、親日家としても知られ、〝自然の中で心豊かに暮らす〟という「有機的建築」をコンセプトにした建物を数多く残した。その作風は築後100年が過ぎても評価され続け、「落水荘」など8作品が世界遺産に登録。明治村に移築された「帝国ホテル中央玄関」(登録有形文化財)など4作品が日本でも残されている。
展示場は木造平屋建てで延べ床111・07㎡。ZEH基準よりも高い「断熱等性能等級6」など高気密高断熱性能を充実させており、屋外の空気を除湿・温度調節して室内に給気する第1種換気システム「サラビア」も搭載。「有機的建築」に則ったクラシックなデザインで、視線が抜けるコーナー窓や高低差のある天井高によって開放感のある空間となっている。
道下社長(60)の話「深い軒で建物の水平ラインを強調したり、タイルを内外で同じものにしたりと、自然に溶け込むような工夫を随所に施しています。歴史に裏打ちされた、長く住み続けられる家の心地よさをぜひご実感ください」。