仕組工場
代表 玉井慎一郎さん
システム開発会社を起業

2024年06月20日号

省人化のニーズに対応

たまいしんいちろう(53)

福山市川口町5ー6ー24

電090・7379・5556

福山市内の印刷会社から独立し、今年1月から地場の中小零細事業者向けの業務支援システムの提案を開始した。人手不足を経営課題とする事業所は多く、ローコード開発ツール「FileMaker(ファイルメーカー)」を使った安価なシステム構築で省人化のニーズの獲得を急ぐ。玉井代表は「経営課題をヒアリングした上で、受注や勤怠、工程管理など、さまざまな商材を提案したい」と話す。

DX(デジタルトラスフォーメーション)の進展もあって、企業ではシステムの導入が進んでいる。生産の工程管理であれば、工程指示書を社員で共有し、進ちょく状況を管理し見える化をする。従業員5人規模の小売業での勤怠管理システムなら10ー15万円など。

福山市光南町出身で、盈進高校を卒業。印刷会社では主にデザイナーとして活躍したのち、社内外の業務支援システム構築で実績を重ね、備後地区の幅広い業種の企業をバックアップしたいと起業した。趣味はロードバイクと格闘技。福山市内在住。

システム構築のほかに、企業でのIT人材不足を背景に、パソコンの不具合のサポートにも出張対応する機動力も武器。「企業に訪問して、さまざまな課題を聞き出すことで、新しいサービスも打ち出したい」と力を込めた。