広島綜合警備保障
独自AI顔認証ソフト取扱を開始
アルソッククラウド

2024年06月10日号

警備・マーケティングに活用

綜合警備保障(ALSOK、東京)のグループ会社で、広島県をエリアに警備事業を展開する広島綜合警備保障(広島市安佐南区、山田積社長)は、AI顔認証ソフトウェア「SAFR」を活用したクラウドシステム「ALSOK Cloud(アルソッククラウド)」の提供を始めた=写真。

RealNetwork LLC.(米国)が開発したSAFR?は、世界最高峰の認識精度とスピードで、あらかじめ登録していたデータをもとに録画画像から人物を特定、判別する。企業などの出入許可、要注意人物のブラックリスト・VIP客のホワイトリスト登録、高齢者施設向けの入居者の徘徊検知、ホテルやイベントの受付など、様々な用途の受付・警備業務を無人化することができる。また、性別・年齢・笑顔度合いなどの属性の取得も可能なことから、商業施設のマーケティングにも活用されているという。

ALSOK Cloudは、スマートフォンやタブレットを使用して遠隔地でも顔登録をすることができるシステムを独自に組み込んでいる。また、クラウドシステムのため、常に最新のバージョンで使用が可能なこと、高額なサーバー構築費用が不要なことも利点だ。

利用料金は月額2万3100円ALSOK(機械警備とのセット割引2万0900円)。

同社機械警備事業部技術部・河口弘二部長の話「こういった高精度のシステムを導入することが、防犯強化につながる。個人情報の取扱いに関することなど、ご不明なことはお気軽にお問合せ下さい」。
備後地区での申し込みは福山支社営業部(福山市光南町2―5―25、三宅勝支社長、電084・921・0643)、尾道支店営業課(尾道市東尾道10―3、浦隈健司支店長、電0848・56・1122)へ。
同社は昨年G7広島サミットの臨時警備を担当し、今春東広島市と災害時における協定を締結するなど、地域密着を推進している。