松栄エンジニアリング
環境対応型の冷却装置
静音で送風量多い新タイプ

2024年07月01日号

60㎡の工場・倉庫に対応

新型の室内冷却装置を説明する松原社長

プラント設計、管理業などの㈱松栄エンジニアリング(福山市入船町1―3―28、松原寛社長、電084・999・8123)は、工場や倉庫などの作業現場を特殊な水蒸気で冷却する装置「MAST(マスト)クーラ―」で、広い作業場に対応する静音タイプの装置を開発した。

従来機では30ー40㎡規模までの冷却能力だったが、より強い送風機を採用することで50ー60㎡の工場などの作業場でも活用できるほか、送風機の稼働音を抑えることで騒音を少なくした。マストクーラーは昨夏の発売から特殊な混合気を活用することでフロンガスやアンモニアなどを使わない環境対応型の冷却機と引き合いがあり、価格はノズル部分が38万8千円から、送風機やコンプレッサーは別途費用がかかる。

松原社長(49)は「猛暑が予測される中、鉄鋼や金属加工業向けの提案に力を入れたい」と話した。