キミセ醤油
社長 永原琢朗さん
国産丸大豆使用で受注増
2024年08月20日号
時短を意識した開発に着手
ながはら たくろう(56)
醤油、調味料製造のキミセ醤油㈱(永原琢朗社長)は、自社の醤油製品に使う大豆を全量、国産の丸大豆に切り替えることで受注量を伸ばしている。コロナショックで中食市場が拡大し、宅配形式の販売手法を取るキミセ醤油のニーズが拡大した。一方、3月の小林製薬㈱(大阪市)の「紅麹」サプリを巡る健康被害もあって、異なる品番の使用だったが、「紅麹みそ」など2つの商品を回収、廃棄処理するなど、キミセ醤油のブランドが傷つけられた。日本人の醤油の一人あたりの消費が落ち、国内市場がシュリンクする中、今後の事業展開を永原社長に聞いた。
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