両備グループ
WONDERFUL SOLUTION PROJECT
男女平等実現や地域交通活性化等

2025年09月01日号

社会課題解決に最大4500万円

最終審査で牧さんがプレゼン

両備グループ(岡山市北区下石井2―10―12杜の街グレースオフィススクエア、小嶋光信代表兼CEO、松田敏之GP)はさきごろ、創業115周年を迎えたことを記念して、最大1億1500万円を出資する大型企画「WONDERFUL SOLUTION PROJECT(ワンダフルソリューションプロジェクト)」を発表。応募された217件中、4組による最終審査が7月31日に行われ、中学生の企画など2件の提案が採択された(合計最大4500万円を出資)。また同日、新たな地域共創プロジェクトとして「RYOBIチャレンジ・フィールド2026(仮)」が発表された。

優秀賞に選ばれたのは、牧李香さん(岡山操山中学校2年生)の、男女平等実現のためのイベント企画「ワタシCMプロジェクト」。校内イベント(自分の趣味や研究を自由に発表する「リベラルアーツ」)での女子の参加率が低い(男女比=13:2)ことから、プレゼンス(存在感)向上のために、自信や挑戦のきっかけとなる場「Value Arena」

松田GP(左)と牧さん

を創設し、人気クリエイターを招いたワークショップやショート動画的なCM制作を通じて、女子の自己表現力と参加意欲を高めることを目指す、というもの。両備グループには、資金と人的支援をお願いし、地域と未来をつなぐ協力を求めた。松田GPは、最大で250万円を出資すると発表。さらに、「選考会では圧倒的な高評価だった。一人一人のストーリーを大事にして未来を明るくしていく協力ができればと思う。今後広く日本中の中学校を巻き込んでいく場合には1千万円まで用意したい」と追加支援にも意欲を見せた。

松田GP(左)と岡山放送発表者

また、岡山放送㈱(岡山市)の地域交通とメディアを掛け合わせた観光再定義の試み「フェリーdeユニークベニュー実証プロジェクト」も同賞に選ばれた。瀬戸内海の公共交通フェリーを「ユニークベニュー(特別な会場)」として活用し、観光や地域活性化、MICE(ビジネスイベント)市場の強化を目指す取り組みで、フェリー上でウェディングや企業イベント、展示会、ヨガやライブなど多様な体験を提供し、移動空間を特別なイベント会場へと進化させるという企画。地域企業・自治体・教育機関と連携しながら実証実験を重ね、観光消費の拡大と地域のシビックプライド醸成を図るという。松田GPは「3500万円を予算として、実証実験に取り組んでほしい。実現するまで伴走して、新たな文化を構築していきたい」と呼びかけた。

新プロジェクトが始動

RYOBIチャレンジ・フィールド2026(仮)は、岡山の大学生や若手社会人、専門学校生など29歳以下の挑戦者を対象に、社会課題解決型アイデアの募集と小規模実証実験の機会を提供するプロジェクト。地域の課題を自分ごととして考え、解決に取り組む若者を支援し、地域に根ざした持続可能な循環を生み出すことを目指すため、実証実験に必要な活動資金や両備グループのアセットが提供されるという。なお同プロジェクトは、詳細が確定次第、両備グループ公式サイトなどで発表するという。