福山シンフォニーオーケストラ
理事長 苅谷友之さん
7/12に第24回定期演奏会
2026年07月01日号
かりや ともゆき(62)
松岡前理事長の遺産を継承
NPO法人「福山シンフォニーオーケストラ」は、昨年9月に前理事長の松岡巖さん(松岡病院理事長)が95歳で亡くなり、大きな支えを失った。しかし、新理事長・苅谷友之さんのもと、団員約50人とそれを支える役員17人は、その悲しみを乗り越え、今年から新たな一歩を踏み出した。2月11日の第9回「バレンタインファミリーコンサート」を無事に終え、いよいよ同法人の最大のイベントである定期演奏会を7月12日〔日〕にリーデンローズ大ホールで開く。今回で24回目。それを前にした苅谷新理事長の心境を聞いた。
―7月の定期演奏会が迫りましたね

第24回定期演奏会のポスター
「今更のように、松岡先生の偉大さを思い知らされる毎日でしたが、オーケストラの内情を良く知っている理事の石井稔さんを始め、役員や熱心に曲に取り組む団員の皆さんのおかげで、無事に演奏会を迎えられそうです。団員の曲に取り組む姿勢には凄まじいものがあり、聴いていただく皆さんの心に届くのではないか、と期待しております」
「松岡先生は、2009年から福山シンフォニーオーケストラの理事長を務め、1999年に発足した同オーケストラを『おらがまちのオーケストラ』として、市民はもっと誇りを持つべきだ、と力説。日本で唯一の認定NPO法人オーケストラに育て上げるなど、多くの実績を残されました」
―新理事長として今後の目標設定をお聞かせください
「福山市民の皆さん、特にお子さんに本格的な生のクラシック音楽の素晴らしさを伝えたい。それに尽きる、と思います」
―運営には各方面からの寄付が必要では
「我々の団体は、運営に当たって行政からの助成を受けておりません。菅田育英会を始め、井原精機㈱(井原市)などの援助や福山市民の寄付で成り立っております。皆さんのご協力をお願い申し上げます」
▽福山シンフォニーオーケストラ 第24回定期演奏会=7月12日〔日〕午後2時―4時にリーデンローズ(福山市松浜町)大ホールで開催。指揮・木下麻由加、ピアノ・松本和将(2003年エリーザベト王妃国際音楽コンクール第5位入賞)。曲目=モーツアルト:歌劇「劇場支配人」序曲、チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番変ロ短調、同:交響曲第1番ト短調「冬の日の幻想」。1時40分からプレトークがある。
入場料=指定席2500円(1階中央部分)、自由席2千円(当日券2300円)
今回も〔公財〕菅田育英会(同市草戸町・ホーコス㈱内、菅田雅夫理事長)の協力で地元小中高校生を招待する「ジュニア招待券」をチケット販売所で配布する。受け付けは6月30日〔火〕まで。問い合わせは事務局へ。同オーケストラのご厚意でプレゼント用に一般入場券を2組(4枚)預かっております。ご希望の方は経済リポート(電084・931・2000)に連絡してお越し下さい。
▽NPO法人「福山シンフォニーオーケストラ」事務局=福山市曙町1-16-8・㈱イシイ内、電084・957・1107。https://sites.google.com/site/fukuyamasymphonyorchestra/
▽苅谷友之=1963年7月生まれ。福山市出身。1227年創建の名刹・浄土真宗本願寺派 光善寺(福山市東町2―4―12、電084・923・3588)の25代住職を務めている。福山北ロータリークラブに所属(7月から1年間幹事)。