山崎清春商店
店主 山崎清光さ
1919年創業の刃物店

2026年07月20日号

刀剣作った技を実用刃物に

やまさき きよみつ(59)

尾道市土堂1-2ー10

電0848・25・2211

https://yamasaki-kiyoharu.com

尾道観光協会のおのなび旅行社が企画した「尾道箱庭的都市めぐり」は、日本遺産に認定された郷土をガイドの案内で巡るツアーで、当地を訪れた人が長い年月の中で育まれた名所旧跡を散策している。
その道中に立ち寄る人が多いのが山崎清春商店で、1919年に創業した清藏さんから清春、太一郎さんへと受け継がれ、清光さんは4代目。このうち2代目の名が商標登録されており、今日、広く知られている「清春ブランド」の製品は、HPからも購入できる。
清光さんは「戦前、2代目の清春(祖父)は奥出雲の『たたら場』で刀剣を作っていた時期があり、日本陸軍が用いる軍刀の御用達店にもなっていました。こうして培った技術は現在の実用刃物に活かされており、切れ味はもちろん、使い勝手を重視し、末永く使って頂くことを大切にしています」と語っている。
今日、最も売れている庖丁はプロの料理人や親・子・孫に受け継がれていることが多く、そのほか鋏、ナイフ・小刀、爪切りなどにも「清春」の銘が刻印されている。
その印が当店で求めた証しとなり、研ぎ直しの注文に応じている=写真。
数十年前の刃物が持ち込まれることも珍しくなく、客との交流はこうした刃物を介して何代も続いている。