スマイルファクトリー 高齢者向け玩具開発で連携体を構築
今年中に3商材を発表に

2014年03月10日号

高齢者向け遊具メーカーのスマイルファクトリー㈲(倉敷市児島田の口4―13―28、難波栄城社長、電086・477・6480)は経営コンサル業者とデザイン会社と連携し、高齢者のコミュニケーションを目的にしたリハビリ玩具の開発、販売を進める考えを明らかにした。第1弾として、季節に因んだ絵柄の塗り絵「楽ぬりえ」を発売、6月にはぬいぐるみを使ったリハビリゲーム、秋を目途に、カードゲームを発表する。

スマイルファクトリーは自社企画の高齢者向け遊具をファブレス形式で製造販売し、市場認知度も向上しているが、コミュニケーションを追求した高齢者向け玩具の開発で、市場開拓を急ぐ考えだ。今回のプロジェクトは、経営コンサル業の㈱ヒューマンネット(東京都品川区、久原潤社長)とデザイン会社のありSUN工房(倉敷市児島、鍛代有沙代表)とAプラス(岡山市北区久米、穴田弘司代表)の4者の連携体で臨む。

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第一弾の「楽ぬりえ」は、A4版の用紙に、ありSUN工房がデザインした羽子板や紫陽花、兜やひまわりなどの高齢者に馴染みのある季節毎の12種類の絵柄を塗り、施設内での高齢者間でのコミュニケーションを図る。紙製の額縁も付き、塗り絵は部屋などで飾ることも出来る。価格は2600円。販売はスマイルファクトリーとヒューマンネットの両者があたり、初年度販売目標は200セット。

連携体では6月を目途に直径5cmほどのぬいぐるみを容器に入れ、カードにデザインされたぬいぐるみを取るゲームを、秋を目途に、高齢者のコミュニケーション目的のカードゲームを発表する。

難波社長は「福祉レクリエーション市場の拡大・開拓のため、連携体を築いた。さまざまな商材を開発したい」と話している。