満天茶屋
代表 今井由美子さん
第二の故郷で飲食店経営に

2018年06月01日号

満天茶屋

代表 今井由美子さん

小田郡矢掛町矢掛2575―6

電090・6400・5945

 地域興し団体の「繋ぐの会」の代表の今井由美子さんが飲食店「満天茶屋」を開設した。倉敷市出身で矢掛の星空に憧れ第二の故郷と移住を決めた。観光振興で沸く矢掛町を「繋ぐの会」と経営する店舗で盛り上げたい、と意気込む。今井さんは「店は地元の人が多く来店され半数は1時間ほどの滞在と長居されるほどの憩いの場になっている。矢掛町ブランド認定品の宿場だんごをイベントに出展するなど、矢掛の魅力を伝えたい」と話す。
   今井さんは星空が綺麗な矢掛の魅力に惹かれ、08年に家族3人で移住。愛犬家でもあり、犬が矢掛で落ち着く姿も後押ししたと言う。経営する店では飼っていたブルドッグをキャラクターに採用。店舗では定食メニューやシフォンケーキのセットを目当てに町内外から来店者がある。
 イベント出展では平成29年度の矢掛町ブランドの自然薯と矢掛町産米粉を使った和菓子「宿場だんご」や町内の製麩業者の麩を利用した「麩ラスク」などで地域の魅力を発信。経営する店舗では定食メニューに地元の野菜を積極的に取り入れている。「調理師免許を持っており、飲食店経営は長年の夢。矢掛の良さを伝えられれば」としている。

プロフィール
倉敷市出身。西日本調理製菓専門学校卒業。倉敷国際ホテルでのサービススタッフや医療事務職を経て14年にシフォンケーキ製造販売の「満天の星菓子工房」を起業。今年4月に店舗を構えた。趣味はバトミントンや愛犬との散歩など。矢掛町在住。