産地の伝え方学ぶセミナー
6/28こどもの国ポムポムで開催

2019年06月20日号

 「府中のものづくりを世界、未来へ届けるために。」実行委員会(小谷直正代表)主催のセミナー「~福井県鯖江市の『RENEW』から学ぶ産地の伝え方~」が6月28日〔金〕(午後6時半―午後8時半)、府中市こどもの国ポムポム(同市土生町)で開催される。

 参加費は1500円(学生・子どもは無料)で要予約(http://fuchu-antenna.jp/renew)。

 「RENEW」とは、持続可能な産地づくりを目指して15年に福井県鯖江市河和田地区でスタートしたオープンファクトリーイベント。ものづくり工房の見学を通じて、作り手の想いや背景を知り、体験しながら商品の購入が楽しむことができるという。同地区は眼鏡フレームや漆器などのものづくりが盛んであり、これまで4回イベントが行われ、昨年は、参加企業110社で、来場者は3万8千人であったという。

 その企画・運営に携わるデザイン会社TSUGI(同町)の新山直広氏を講師に、産地の魅力を市外に発信するためのヒントを学ぶ。なお同社は、同市に移り住んだデザイナー・職人などで構成されるクリエイティブカンパニー(13年結成、15年法人化)で、産地の素材を使った“支える・作る・売る”を軸に、グラフィックデザインをはじめ、商品開発、販路開拓までを一貫して行っている。

 セミナーの第1部は「RENEWから学ぶ」を演題にした新山さんの講演会で、第2部は「府中のものづくりを、どうやって届ける?」と題したディスカッションと交流会を行う。スペシャルゲストで、堀内康広さん(兵庫県在住、TRUNK DESIGN代表/クリエイティブディレクター)と柳瀨武彦さん(東京都在住、プランナー/コピーライター)も参加する。

 イベントの後、ゲストとの懇親会が午後9時より、同市府中町のバルカカフェで行われる。別途実費が必要。問い合わせは、同実行委員会代表の小谷さん(NPO法人府中ノアンテナ、電090・6242・2136)まで。