備後地域遺産研究会
第2回ギャラリー蔵フォーラム
福山市西部の地域デザイン

2019年09月01日号


 第2回ギャラリー蔵フォーラム(地域遺産フォーラム)が9月15日〔日〕午後1時30分―9時頃、骨董&ギャラリー喫茶 蔵(福山市松永町6―11―34、牧平真由美オーナー、電084・933・2620)で催される。

 このフォーラムは、福山大学建築学科・教授の佐藤圭一さんが主宰する備後地域遺産研究会による事業。なお同会は、学術的定義がないまま様々に用いられている言葉“地域遺産”を、“有形無形を問わず、地域の人々が守り、後生に伝えたい地域の至宝”と概念規定し、調査研究を進めている。今年2月に同所で開かれた第1回では、「地域遺産としてのギャラリー蔵-指定・未登録未満の空間を遺す仕組み-」をメインテーマに掲げた4部構成の建築学シンポジウムを催した。

 今回は、第1部「ギャラリー蔵を拠点とした福山市西部の地域デザイン」(無料)で、広島大学総合博物館・学芸職員の佐藤大規さんによる基調講演「文化財を観る―福山城伏見櫓・鞆の浦調査を通じて―」(仮題)や福山大学メディア・映像学科・教授の中嶋健明さんによるリレー講演「文化財を撮る―鞆の浦・広島爆心地の3DCG復元を通じて―」(仮題)、福山大学の学生による研究成果発表などが予定されている。第2部はギャラリー蔵10周年記念2019プレイベント(会費制)。第3部は総合ディスカッション「Fish Swimming in Wine & Beer with Piano」(会費制)を行う予定。問い合わせは、蔵まで。