今日の一句
梟やときどき闇が目を開く
2019年12月01日号
大倉祥男(俳人協会評議員・赤磐市在住)
梟(フクロウ)は他の鳥類とは異なる特異な顔立ちをしている。眼球を覆う骨が横に張り出し、両眼が人間同様に正面を向いているのだ。こちらを向いたときは人間同士が対面しているかのような印象を与えるが、その丸い目は底知れぬほど黒く、明らかにヒトのものとは異なる。闇夜を見通すための眼球なのだろうが、人間から見ればあの眼の奥に闇が広がっているように思える。ヤツらが瞬きをする度に得体の知れない空間の扉が開き、観るものを吸い込もうとしているかのようだ。
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