三原やっさ祭
メーンの花火大会
今年は2尺玉が彩る

2014年07月10日号

三原やっさ祭の花火大会

 

2尺玉の模型

2尺玉の模型

「第39回(2014)三原やっさ祭りが8月8日〔金〕から10日〔日〕まで三原駅前を主会場に開催される。
これに合わせ、実行委員会(事務局・三原商工会議所内、桐島勝利委員長、電0848・62・6155)は祭りのフィナーレを飾る花火大会で打ち上げる「2尺玉花火」の実物大模型をJR三原駅構内に設置し、通行人にその大きさをアピールしている。
 近在で打ち上げられている花火は「尺玉」と呼ばれる直径が1尺(約33cm)程度の大きさが多く「2尺玉」はおよそ2倍の大きさとなり、中国地方でも打ち上げられることは滅多にない。
 尺玉は打ち上げ場所から周囲の建物、観客席までの距離(保安距離)が290m必要とされているのに対し、2尺玉は2倍近い距離が必要となるため、打ち上げ場所が限定される。 
 三原では例年、打上会場としていた和田沖三菱グラウンドが所有者の業務の都合で使えなくなり、今年は糸崎港から南西600mの海上で台船による打上げとなっため可能となり、夜空を彩る花火の直径は480m程度に広がる。 華麗で壮大な花火を見物できるが、花火の購入費や打ち上げる台船の確保で例年にない出費を余儀なくされることから、三原青年会議所(倉橋英治理事長)は前回の花火大会予算360万円に対し今回は540万円を見込んでいる。 差額の180万円について「皆さんのご厚意を少しずつ集め、心に残る花火フェスティバルにしたいと考えておりますので、ご協力よろしくお願い致します」と市内各所で募金活動を行っている。※写真は三原駅構内に置かれた従来の1尺玉(左)と2尺玉の模型。