岐路に立つ広島空港の動向
2月から運営を民間に委託
施設の管理や路線の開拓担う
2021年02月01日号
空港・鉄道・港湾活かした街へ(98)
この連載が一巡りして「空港編」に戻ったのは広島空港が1993年に開港して以来の変革期を迎えているからで、今年2月から7月に掛けて空港の運営事業が民間に委託される。その目的、意義について国の関係機関は「民間に委ねることでより創意工夫が醸成され柔軟な経営を期待できる」と唱えている。こうした潮流の中で記者が特に関心を寄せているのは「近くに在りながら日常の生活と関わりが薄い」といわれるこの空港が改革によってどのくらい身近に感じられるようになるか、郷土の発展に繋がる地方創生にどのように寄与してくれるかであり、本編では「民営化がもたらす広島空港の在り方」について考えてゆきたい。(西亀悟)
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