稲田屋
阿藻珍味にノウハウを譲渡
計170年の歴史的なコラボ

2021年03月01日号

昨年秋に閉店した「稲田屋」

 昨年末、100年以上の歴史を持つ㈱稲田屋(福山市船町1−18、稲田正憲社長)が解散し、同社が営業していた「大衆食堂 稲田屋」で行っていた飲食事業についての屋号および、店舗で提供していたメニューのノウハウは、70年余の歴史を持つ㈱阿藻珍味(同市鞆町後地1567-1、阿藻盛之会長・粟村元則社長、電084・982・3333)に譲渡され、「合わせて約170年という歴史的なコラボ」として大きな話題となった。阿藻珍味では当面、新規店舗の出店は考えず、「関東煮」などの持ち帰り販売を優先に考えている。福山のソウルフード「稲田屋の関東煮」の販売再開を待ち望む声が多い中、稲田屋の歴史を振り返ってみた。題して「稲田屋物語」。(西原洋)

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