ミツボシコーポレーション
中塚一夫前専務が新社長に就任
創意を基本に課題解決に挑む
2021年07月10日号
抗菌アンブレラグリッパー発売
服飾資材総合販売等を展開する㈱ミツボシコーポレーション(福山市新市町戸手2382-6、電0847・52・3337)の新社長に中塚一夫前専務=写真上=が就任した。コロナ禍を契機に消費者ニーズの多様化が加速する中、「〝創意〟を基本に時代の変化に対応しながら、常に現状を見つめた新しい発想を持って課題解決に取り組んでいきたい」と意気込みを語った。
同社は服飾資材全般を扱う服飾資材部と衣料品OEM・ODM生産のアパレル部、FC展開で4店舗を運営するBOOK OFF事業部の3事業部と、中国やベトナムの海外3拠点で事業を展開している。
特に服飾資材部は商事部門でありながら、経編み、横編み、丸編み製品を製造できる自社工場(石川県)を活かし、BtoCを視野に入れた〝小ロット・短納期〟に対応できる商品開発を進めている。オリジナルニットブランド「itofumi」ではこのほど、新商品「抗菌アンブレラグリッパー」(660円)をニット小物通販サイト「itofumi 楽天市場店」(https://item.rakuten.co.jp/e-monosite/513c001/)で発売した。このグリッパーは、一般的なおとな用傘の持ち手にフィットするニット製カバーで、天然有機系の抗菌防臭加工を施した糸を使用。素材はコットンで、やさしい肌触りと家庭で洗濯できるのが特長。カラーは6色を用意した。同ブランドでは、生産工程でのロスが少ない横編機を使用した無縫製の商品を展開している。
企画を担当する髙橋理沙さん(DX推進室)は「どこにでもある傘に〝目印〟を付けることで〝わたしのもの〟という思い入れが生まれます。いま持っているものを大切に使うことにも繋がれば。人気色のカーキ=写真下=は初回分完売し、増産中です。販売状況やお客様の声を参考に、itofumiでしか買えない商品の開発に取り組みたい」と話している。