今日の一句
炎天や鴉不覚の立ち眩み
2023年07月10日号
小林美鈴(赤磐市白梅句会代表)
全身真っ黒でけたたましい鳴き声を立てるカラスは世間から敬遠されがちだが、俳句世界にはしばしば登場する人気者だ。漢字で書くときは「烏」「鴉」の二通りが使われる。「烏」は、黒一色で目の位置が分かりにくいので「鳥」の字から目の部分の横棒を取り去った字形になっている。「鴉」の方は偏の「牙」でガーガーという鳴き声を表す。
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