四季

2018年01月10日号

 商工会議所が調査した昨年の福山市の景気観測によると、昨年1月から年末にかけて、どうやら景気は上向いているようだ▲景気観測はDI(ディフュージョン・インデックス)で表示していて、ゼロを基準として、
プラス値は、景気の上向き傾向(良い)を表す回答の割合が多いことを示し、マイナス値は、景気の下向き傾向(悪い)を表す回答の割合が多いことを示す▲1月の景況総合はマイナス1・3で、製造業がマイナス3・3、非製造業が0・0となっている。4月の景況は総合がマイナス3・3と悪化、製造業はマイナス8・8、非製造業は0・0となっている▲8月になると総合がマイナス0・6、製造業がマイナス1・5、非製造業は2・2と改善を示している。11月は総合が4・5で、製造業が1・6、非製造業が4・4で、1月と比べるとかなり改善している▲12月の景況がまだ出ていないから何とも言えないが2017年の景況感の推移は、16年と比較しても上昇しており、このままいくと上昇カーブを描くように見える▲上場企業は全般的に好調で、株価も一時的とはいえ2万3千円の壁を超えるなど好景気に沸いている。20年のオリンピックに向けて、福山の企業も好景気の波に乗れることを祈る。(i)