今日の一句
集合も解散も駅花の雨

2020年04月01日号

大倉祥男(俳人協会評議員・赤磐市在住)

 花見といえば開花した桜を愛でる行為だということは誰でも知っている。しかし梅や桃、百合だって見事な花を咲かせるのに花見という言葉が桜だけを対象としているのはなぜか。これは俳句の前身である俳諧連歌において「花=桜」と定められたことに起因している。千年に渡って歌で伝えられた定義は現代日本人の無意識にまでしっかり根付き、花の字を見れば無条件に桜を思い浮かべてしまうのだ。この定義は「花曇り」「花吹雪」「花冷え」等花のつく言葉全てに適用され、「花の雨」も他の花ではなく桜の咲く時期に降るものと相場が決まっている。

このコンテンツは購読会員向けサービスです。

記事をご覧になりたい場合は、経済リポート「年間、半年購読契約」が必要になります。

購読会員の方は下記の「新規ユーザー登録」を済ませてください。

※登録方法が分からない方は、弊社・経済リポート(Tel:084-931-2000、月〜土10:00〜17:00)までご連絡ください。

新規ユーザー登録 ユーザーログイン