今日の一句
短夜の地球ゆつくり青くなる

2020年06月20日号

大倉祥男(俳人協会評議員・赤磐市在住)

 短夜(みじかよ)は夜が短くなったこの時期に使われる季語だ。夜が短いのは夜明けが早くなったためで、日の出とともに空の色は黒から青へと変わる。同じとき宇宙ステーションの乗組員は先ほどまで真っ暗だった地球が太陽の光を浴びてしだいに青く明るくなっていくさまを見ていることだろう、と掲載句はいうのだ。明け方の庭に立つ俳人の視線がくるりとひっくり返って外から地球を眺める、そのダイナミックな視点の転換がこの句のみせどころなのである。

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