今日の一句
八方を涼しく十一面観音

2020年07月01日号

大倉祥男(俳人協会評議員・赤磐市在住)

 「家の作りようは夏をむねとすべし」と兼好法師は徒然草に記し「暑きころ悪き住居は堪え難き事なり」と続けた。建物は夏の暑さをしのげるよう考慮して作るべきだというのである。伝統的木造建築である寺院の伽藍も軒が深く風通しのよい作りになっていて、薄暗い本堂に入れば夏もひんやり涼しく感じる。その中心にたたずむ仏像から周囲に心地よい空気が送られてきているかのようだ、と掲載句はうたうのだ。「涼し」が夏の季語。

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