常石造船
社長 奥村幸生さん
次世代環境船の開発進める

2023年03月01日号

世界的な脱炭素の流れを受け

おくむらさちお(62)

 

造船大手の常石造船㈱(奥村幸生社長)は、世界的な脱炭素化の流れを受け、運航中の二酸化炭素排出量が実質ゼロの「脱炭素船」の開発を進める考えだ。それに向けたステップとして、グリーンメタノール(※1)を燃料とするばら積み貨物船を建造する。次世代燃料船の開発は、昨年子会社化した三井E&S造船㈱(東京)と連携し完成を目指す。また、昨年、三井E&S造船傘下で修繕専業の由良ドック㈱(和歌山県)や㈱神田造船所(呉市)の修繕事業を引き継いだ新会社の神田ドック㈱をグループ化し、利益率の高い船舶の修繕事業にも力を入れている。会社の展開を奥村社長に聞いた。

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