岡山北ロータリークラブ 会長
㈱川本 会長 川本浩司さん
1mほどの落差あれば稼働

2015年02月10日号

1mほどの落差あれば稼働
小水力発電で地域活性化へ

岡山北ロータリークラブ 会長・
㈱川本 会長 川本浩司さん(71)
(かわもとひろし)

kwmtkao0210 川本浩司さんが会長を務める岡山北ロータリークラブは岡山市内のみならず海外でも様々な奉仕活動を展開中だ。クラブ会員はそれぞれの業務に従事しながら時間を割いて事業に参加している。川本さんもクラブ会長として奉仕活動の先頭に立つ一方で、水処理施設の管理、電気設備工事などを行う㈱川本の会長として日本初の小水力発電に取り組むなど多忙な日々を送っている。

−ロータリークラブは何をする団体なのでしょう
「20世紀初頭のアメリカ・シカゴで、わずか数人の自営業者が各自の職業倫理を高めることを目的として結成した小さな会合が始まりです。彼らが確立したクラブの理念はその後世界中に広がり、会員数は約120万人にまで増加しています。日本でも各都市で結成されたクラブの会員がそれぞれ独自の社会奉仕活動を行っています。私ども岡山北ロータリークラブでも県内の高校生に奨学金を贈ったり岡山城天守閣前広場に県内産木材を使ったベンチを寄贈するといった事業を45年に渡って実施してきました。昨年は福島県内のミニバスケットボールチームの小学生を岡山に招いて親善試合を行いました。英語も通じないタイ中央部のバンミ村まで出向いて現地学校の生徒に靴を贈る事業は、もう10年以上継続しています。」
−仕事をしながらの社会奉仕活動は容易でないと思えますが

岡山城天守閣前広場に大森雅夫市長を招いて木製ベンチ贈呈式を開催

岡山城天守閣前広場に大森雅夫市長を招いて木製ベンチ贈呈式を開催

「ロータリークラブには奉仕を実践する人ほど仕事面でも報われるという基本理念があります。社会活動によって形成される人格や異なる分野の職業人との友好関係が自分の職業を強化します。新たな人脈の広がりも本業の拡充に資するはずです。私は入会後に体調不良で入院を余儀なくされて一度退会しているのですが、退院してから再入会させて頂きました。」
−ご本業の㈱川本は水の管理を行う会社ですね
「上下水道や農工業用水施設の管理運営、遠隔監視などを主に行う技術者集団で、次世代プロジェクトとして小水力発電に取り組んでいます。水力発電といえばダムに貯めた水を水路に導いて巨大な発電機のタービンを回すというイメージがあると思いますが、私どもではほんの1mほどの落差があれば稼動するマイクロ水力発電システム『ラクサー1000』を開発して鏡野町の養魚場や赤磐市の浄化センターで実証実験を行っています。わずかな水流でも効率よく回転する発電用プロペラはナカシマプロペラ㈱さんが作りました。発電に利用できる農業用水路や水処理施設、浄水場などは全国に多数あるので、このシステムが普及すれば地域のエネルギーで地元の活性化を図ることができます。」

▽岡山北ロータリークラブ事務局=岡山市北区錦町1−8、電086・222・9590。
▽㈱川本=岡山市北区芳賀5320−1 岡山リサーチパーク内。電話086・286・9111。1985年創立。資本金3千万円。
▽川本浩司=1943年2月11日生まれ。岡山電波専門学校卒。熱心な仏教徒でもあり、宗派を越えて人道援助を行う宗教者の連合体RNN(人道援助宗教NGOネットワーク)の副委員長を務めている。