福山税関支署
管内上半期の貿易状況
輸出入が5期ぶりに増加

2021年09月10日号

主要の鉄鋼の輸入22%増

福山税関支署(福山市東手城町2ー18ー3、電084・941・4506)は管内の福山支署(福山港・笠岡港)と尾道糸崎(尾道糸崎港・竹原港)、因島(土生港)各出張所における2021年上半期(1ー6月)の貿易状況をまとめた。

輸出の総額は3041億2600万円(前年同期比105・7%)だった。主要品目の鉄鋼が22・2%増加、船舶類が11・4%減少、一般機械が4・7%減少となり、全体では前年同期から163億6千万円の増加となった。

輸入の総額は2683億6300万円(同131・1%)。鉄鉱石が74・7%増加、石炭が17・9%増、衣類及び同附属品が11・9%減少となり、全体では前年同期から636億1100万円の増加であった。

この結果、貿易総額は5724億8900万円で、5期ぶりに増加。輸入よりも輸出が357億6300万円上回った。

国別、主要品目の貿易はは次の通り。かっこ内は前年同期比。

【輸出】〔鉄鋼〕(構成比65・8%)1999億6800万円(122・2%)。

アジア諸国が全体の8割を占め、国別ではタイが90・.3%増加、中国も39・4%、韓国は11・9%、インドネシアが18・6%といずれも増加した。

〔船舶類〕(構成比25・0%)761億0100万円(88・6%)。リベリアが全体の6割を占めた。国別はリベリアが62・2%増加、パナマが49・2%減少、マーシャルが46・4%減、ツバルが3・4倍、韓国が0・6%増加した。

〔一般機械〕(構成比1・9%)57億9900万円(95・3%)。中国が12・1%増加、フィリピンが15・8%減少した。

【輸入】鉄鉱石(構成比45・4%)1219億3800万円(174・7%)。

全体の約7割を占めるオーストラリアが2・1倍、ブラジルが5・1%増加、カナダが4・5倍となった。

〔石炭〕(構成比24・2%)649億8400万円(117・9%)全体の6割を占めるオーストラリアが21・6%増加、ロシアが1.・4%減少、インドネシアが49・3%増加、ベトナムが2.3倍となった。

〔衣類及び同附属品〕(構成比7・0%)189億0300万円(88・1%)。全体の6割を占める中国が12・3%減少、ミャンマーが36・1%増加、ベトナムが32・5%減少した。