中心市街地ネットワーク
セントラルカレンダー運用開始
福山駅周辺のイベントが一目で

2021年10月20日号

セントラルカレンダーを紹介する担当の貝原さん=右=と市産業振興課職員の藤川さん

  福山駅前の商店街やまちづくり会社からなる「中心市街地ネットワーク」は、中心市街地のイベントや取り組みの日時や場所をWEB上のカレンダーに集めて可視化した「セントラルカレンダー」の運用を開始した。市民へのイベント周知はもとより、会員間の連携を強化することで地域活性化に結び付けていきたい考えだ。

  会員組織の一つ「福山駅前商店会」役員の貝原大和さん(35)の呼びかけで始まった同システムは、13の会員組織が各自のGoogleカレンダーにイベントの情報を入力するとメーンのカレンダーに自動的に反映される仕組みで、無料で運用することができる。会員間で情報共有することでイベントのバッティングの防止や、協力の依頼や申し出などの連携がスムーズになるという。

  掲載は福山市協賛など公共性があるイベントを原則とし、福山市産業振興課(福山市東桜町・本庁7階、電084・928・1038)が事務局を務める。URL=https://sites.google.com/view/fukuyamacentralcalendar/ 。

  担当の貝原さんの話「何もないと言われがちな福山ですがカレンダーの密度を見ていただくと、活気あるまちだということが分かります。まちの魅力発信と、政府が推進する〝まちのDX(デジタルトランスフォーメーション)化〟推進の一助になれば。報道関係者様も情報収集にお役立て下さい」。

  福山市産業振興課課長・冨永雄一郎さんの話「中心地活性化のための仕組みの一つをネットワークメンバーさんが示して下さって、運用までたどり着けた大変有意義な取り組みです。今後の拡充を楽しみにしています」。