福山市鞆町
再生高付加価値化推進事業採択
観光拠点再生させるための事業

2021年12月01日号

鞆スコレCなどが発起人で実施

福山市鞆町の風景

観光庁が今年、全国の観光拠点を再生させるための「再生・高付加価値化推進事業」を公募し、約700件の申請のうち128件が採択され、その中に福山市鞆町が入っていることが分かった。

同事業は地域の宿泊施設や観光施設、交通事業者、旅行会社など5社以上の事業者が連携してマスタープランを作成し、観光庁は地域の面的な再生、活性化に向けて施設の改修、イベントの開催、モニターツアーの実施などの経費を支援する。

鞆町での事業は㈱鞆スコレ・コーポレーション(福山市鞆町136、村上正高社長、電084・982・2520)と〔合〕鞆町づくり会社(同町鞆832、渡邊高章社長、電同983・3225)が発起人となり、「次世代型せとうち・エコーツーリズムの創造」をテーマに掲げ、来年2月までの短期間に次の事業を実施する。補助金額は1億2千万円で、内訳は次の通り。

【宿泊施設の高付加価値化改修事業補助金(6件5650万円)】①ホテル鴎風亭②景勝館漣亭③鞆町づくり会社(名称未定)④御舟宿いろは⑤潮待ちホテル櫓屋別邸(仮称)⑥試楽亭・櫻屋(前同)。

【実証事業・交通事業補助金(6350万円)】①モニターツアー「鞆の浦の魅力を再発見の旅」 企画=㈱日本旅行、西日本旅客鉄道㈱、鞆鉄道㈱、㈱瀬戸内クルージング②「ワーケーションモニターツアーin鞆の浦」 企画=㈱IKIGAI、㈱hitohi、㈱日本旅行。

なお、同事業のコンセプトは「港湾都市『鞆の浦』周辺の近世から息づく風景的な魅力を活かしながら、滞在・着地型観光に資する受入施設を整備するとともに、地域一帯の回遊性を促進するための『交通結節点』としての機能を高度化する」。