費用押さえワンストップで

　備後地域で起業を希望する人のあらゆる相談に対して、各分野の専門家が後押しするサービス「備後で起業」がスタートした。ブランド品・骨董品・リユース品の買い取り販売業㈱文大（福山市多治米町、中西文仁社長）とＯＡ機器の新品・リユース販売㈱ココジャネ（同市新市町、岸本一彦社長）の共同事業で、両社が事務局を務めている。相談無料。

　働き方改革やコロナ下で独立を考える人が増えていることから、独立に必要な準備をワンストップでサポートし、起業のハードルを下げることを目的に開始。事務局のリユース業２社が中古のパソコン・コピー機やオフィス家具利用を通じて初期コストの削減面を提案するほか、相談には不動産、設備・電話回線の手配、名刺やチラシ等の販促業者、金融機関、税理士、司法書士、はんこ業者、車販売業者、セキュリティ業者、弁護士、行政書士、社会保険労務士などが対応する。また、異業種交流会などを通して、メンバー同士のパートナーシップにもつなげるという。問い合わせは文大の谷辺さん（電０８０・９１３８・５５８８）か、ココジャネの岸本さん（電０９０・４８００・４８６８）へ。

　事務局の谷辺さんの話「起業家さんが増えれば、地域の税収も増えます。地方の強みを生かしたサポートで地域に貢献したい」。