平原
サウナブームで設備更新
「ととのう」を体験して

2022年08月01日号

尾道平原温泉ぽっぽの湯で

サウナの入り方指南書を説明する吉田支配人

㈱平原(尾道市平原2―59―1、牧野真樹社長)経営の温浴施設「尾道平原温泉ぽっぽの湯」(同市平原2―1―33、吉田達也支配人、電0848・22・4126)は近年のサウナブームを受け、サウナハットやマットを増やすなど設備を更新した。ブームもあって、サウナ後に飲むと「ととのう」とされるオロナミンⅭとポカリスエットを混ぜた飲料「オロポ」の引き合いも増えていると言う。

タナカカツキさんの「マンガ サ道」(講談社)がブームの火付け役となり、この作品をきっかけにサウナと水風呂を繰り返してリラックスした状態を表現した「ととのう」が流行し、中年男性が集まるイメージだったサウナに若者や女性が関心を持ち始めた。「―ぽっぽの湯」でも20歳代の男性客が増えていると言う。

サウナルーム

設備の更新ではサウナ後に露天風呂でくつろいで「ととのう」を体感してもらうため、寝転ぶタイプの椅子を導入。またサウナの楽しみ方をイラストを交えデザインした説明書を館内や浴場に貼りだした。また、レモンとミカンのソーダ飲料「みれも」とオロナミンCを混ぜた「オれも」などの独自メニューも揃えている。

吉田支配人は「食事処ではさらに汗をかいてもらうため、激辛ラーメンなどのサウナ飯も充実させました。暑い夏に“ととのい”に来て欲しい」と話した。