福山税関支署
22年上半期の貿易まとめ
輸・出入は3期連続で増加

2022年09月01日号

総額は52%増加の8746億円

福山税関支署(福山市東手城町2ー18ー3、電084・941・4506)は管内の福山税関支署(福山港・笠岡港)と尾道糸崎出張所(尾道糸崎港・竹原港・土生港)における2022年上半期(1ー6月)の貿易状況をまとめた。

輸出入の総額は8746億6千万円(152・1%)。このうち輸出は4125億1200万円(135・6%)、輸入は4621億4800万円(170・5%)だった。

輸出は主要品目の鉄鋼が63・8%増加、船舶類が26・1%減少、一般機械が18・6%増加となり、全体では前年同期から1083億8500万円の増加となった。
輸入は主要の石炭が3・3倍、鉄鉱石が9・6%増加、衣類及び同附属品が5・1%増となり、全体では前年同期から1910億8400万円の増加であった。
国別、主要品目の貿易はは次の通り。かっこ内は前年同期比。

【輸出】〔鉄鋼〕(構成比79・4%)3276億3300万円(163・8%)は前年同期に比べ1276億6500万円の増加となった。アジア諸国が全体の8割を占め、国別では韓国が68・0%、タイが38・8%、中国が32・0%増加した。
〔船舶類〕(構成比13・6%)562億4900万円(73・9%)は前年同期に比べ198億6100万円の減少。全体の6割を占めるリベリアが28・5%減少、シンガポールが全増、マーシャルが5・5%増加した。

〔一般機械〕(構成比1・7%)68億7800万円(118・6%)は前年同期に比べ10億7900万円の増加。中国が4・8%、フィリピンが12・1%、ベトナムが42・7%増加した。

【輸入】〔石炭〕(構成比46・6%)2151億6100万円(3・3倍)は前年同期に比べ1495億3100万円の増加。全体の約7割を占めるオーストラリアが3・5倍、ロシアが2・2倍、インドネシアが2・7倍となった。

〔鉄鉱石〕(構成比29・4%)1358億9200万円(109・6%)は前年同期に比べ119億3200万円の増加。全体の6割を占めるオーストラリアが2・6%減少、ブラジルが34・1%増加、カナダが98・0%の増加となった。

〔衣類及び同附属品〕(構成比4・3%)198億7千万円(105・1%)は前年同期に比べ9億6700万円の増加。全体の7割を占める中国が16・7%増加、ミャンマーが16・3%減少、インドネシアが24・9%増加となった。