プロテック
「耕作放棄地を売って下さい」
有効利用して太陽光発電所に

2023年03月20日号

クリーンエネルギーとして販売

元農地に建設した太陽光発電所

防犯・防災、消防・電気通信、省エネ・創エネなどの設備工事を通じて「安心・安全・快適」な社会を創造する㈱プロテック(福山市南蔵王町6─18─40、永井健三社長、電03・6435・7905)はこのほど、耕作放棄地・荒廃農地などを買い取り、太陽光発電所を建設、電力会社に売却して有効活用する事業を始めた。

耕作放棄地とは、以前耕地であったものが過去1年以上作物を栽培せず、数年の間に再び耕作する考えのない土地のことで、荒廃農地とは、農地耕作が行われず通常の農作業では作物の栽培が不可能となっている農地のこと。農業従事者の高齢化などにより、各地で耕作放棄地・荒廃農地が増え続けている。

これら耕作放棄地・荒廃農地をプロテックが購入して太陽光発電所を建設し、電力会社に売却。発電した電力は、電力会社が環境に負荷がかかるリスクがない「クリーンエルギー」として企業や一般に販売する。同社は昨年SDG‘s宣言をしており、活動をする中で地域に貢献できる事業を模索して、今回のプロジェクトを本格化した。

同社の担当者は「後継者がいないので農地を有効活用して欲しいという農業従事者の方や、農地を相続し売却しようと思ったが、不動産屋に相談しても値段が付かなく断られた、固定資産税だけ払い続けている、市街地調整区域なので建物を建てられず使い道がない」などのケースの場合ぜひ相談してほしいと話している。

相談は同社(電0120・378525)の担当加納さんまで。