研修や個別相談のサービス

企業向けにメンタルヘルスのサポート事業を展開する「ココロラルゴ」（福山市、光戸利奈代表、電０８０・１９３３・６５６４）が人手不足を背景に研修サービスの引き合いが増えている。備後地区でも健康経営に取り組む会社が増えており、万病の原因とされるメンタルヘルスの啓発を進める。

公認心理師とキャリアコンサルタントの資格を持つ光戸代表（37）がコロナ禍で希薄になりがちな社内のコミュニケーションに重点を置いたアドバイスや研修プログラムを提供する。光戸代表によれば、メンタルに不調を来せば、休職や離職に直結するとし、比較的、健康な層に向け予防・啓発に力を入れる。

メンタルヘルスに企業が積極的に取り組むことでＥＳ（従業員満足度）が向上し、生産性の向上が見込めるとする。２０２１年１月の開業から、備後地区のメーカーや医療機関など幅広く引き合いがあり、企業内研修サービスなら価格は１回（90分）が３万円から。

光戸代表は福山大学心理学科に進み、医療機関で勤務しながら、広島大学で心理学博士号を取得するなどキャリアップ。屋号の「ココロラルゴ」には「ゆったりした気持ちを持とう」の意味合いを込めた。

光戸代表は「健康な気持ちを持つことの重要性を説きたい。健康経営の取り組みの一つとしてサービスを活用頂ければ」と話した。