エルドシック
フェムモア吸水ショーツを開発
経血や尿漏れを吸収する下着

2023年10月10日号

10月下旬にマクアケで先行発売

フェムモア吸水ショーツ

インナー専門店㈲エルドシック(福山市松浜町3―8―32青木ビル1階、棗田学社長、電084・931・5481)はこのほど、生理時の経血や尿漏れを吸収する「フェムモア吸水ショーツ」を開発。応援購入サイトMakuake(マクアケ)で10月中旬から下旬の先行発売を目指し、準備を進めている。

フェムモア吸水ショーツは、自社製品の「無重力ナイトブラ®」と「おなら消臭パンツ」に続き開発した、女性のデリケートゾーンをケアするフェムケア製品。使い捨てのナプキンやタンポンを使用せず、ショーツ自体が経血や尿を吸収する下着で、ナプキンを買う手間やコスト、使い捨てによる廃棄を解消するために開発された。洗って繰り返し使えるのが特長で、コロナ禍で表面化したと言われる「生理の貧困」などを背景に、「あったらいいね」という女性スタッフの発案から生まれた。シームレス(無縫製)で薄く、肌触りなど履き心地の良さにもこだわっている。

クロッチ部と呼ぶ吸水部分は、吸水面にペットボトルを再利用した再生ポリエステルを使用。吸水シート、防水布、ショーツ生地が重なる4層構造で漏れをガードする。吸水量はテスト済みだが、出血量には個人差があるため、量の多い人にはナプキンの併用を推奨している。

出血が少ない日用(30㏄、税込定価2980円)と多い日用(60㏄、同3980円)の2タイプがあり、カラーはブラック、ブラウン、ライラックの3色で、S─LLの4サイズを展開する。マクアケでの応援プロジェクトでは10%─35%引きの応援価格(送料込み)を設定し、企業の女性社員に対する福利厚生にも役立ててもらえればと、法人のみを対象にした30枚セットも用意する。

同社は安価な使い捨て商品によって大量生産、大量廃棄する〝大量消費型社会〟を見直し、価値あるものを長く使用しつつ、使い手の悩みや世の中の問題も解決し、作る人も使う人も環境も全てがより良くなるようなエシカルでサステナブルな未来を作ることを目的に、「フェムモア」ブランドの開発に取り組む。棗田社長は「インナー1枚が人の生活まで左右します。お悩みに寄り添い、お客様の課題や社会の課題を解決する下着を開発し、皆様に提供していくことに注力していきます」と話している。