かわかく農機
神辺町に「トラトラ福山店」開業
優良な農機店と農家との橋渡し
2023年12月20日号
新しいビジネスモデルの拠点に
農機具の販売・買取・修理を幅広く展開する㈱かわかく農機(広島県神石高原町油木、川角昌史社長、電0847・82・2302)は2024年1月22日〔月〕、福山市神辺町に「トラトラ福山店」(川南1122—5、電084・965・6516)をオープンする=写真。トラクターやコンバイン、田植機を専門とした中古農機具の販売、買い取りを行う業者向け販売専門店で、同社が展開するビジネスモデルの拠点として情報発信に努め、商圏拡大を目指す。
同社は1982年に創業。当初より中古農機の取り扱いに積極的で、修理して安価で提供してきた。2012年よりHP(https://www.kawakaku-nouki.jp/)を開設、広告宣伝にも注力し、昨年は全国から350台以上の買い取りと常時100台前後の様々な農機具を揃えている。「中古農業機械査定士」や「一級農業機械整備技能士」を多く抱えており、自社直接販売時にはオリジナルの整備保証(備後地方東部及び近隣地域)で万が一のトラブルにも対応する。
購入からアフターフォローまでを請負う、広島・岡山県を中心とした農機具店52店舗(広島県東部22社、岡山県内14社)とパートナー契約を結び、協力店とのネットワークを構築。ある程度の在庫数や情報共有などを確保することで、エンドユーザーのニーズに即時応えられる体制に近づけている。
同店には美品を中心に20台前後を展示しており、気に入った農機具があればパートナー農機店を通して販売する。農機店の紹介や、かわかく農機からの購入もできる。
川角社長(46)の話「専門外の業者による悪質な粗悪品の売買が横行しており、胸を痛めています。パートナー店はアフターフォローがしっかりしているので安心してお買い求め頂けます。これからの農機具の買い方を変え、農家と農機具店の橋渡しをすることで、今後も農業の発展、活性化に取り組んで参ります」。