土居石油
新社長に土居由希子氏就任
GSの集客能力を向上

2024年04月10日号

EV化の中、客単価上げる

土居新社長

ガソリンスタンド経営などの土居石油㈱(福山市御船町1―12―18、電084・922・1213)の新社長に土居由希子氏(51)が就いた。福山市内8店舗のガソリンスタンドを主力に、LPガスや太陽光発電システムの販売なども手掛け、エネルギー総合企業としての動きを加速させる。

ガソリンスタンドでは、レンタカー事業の引き合いが増え、同市箕島町と入船町のGSではコインランドリーを併設することで集客力を上げた。また、スタッフのサービス力を引き上げることで、EVやHV化が加速する中、車のコーティングや洗車などで客単価獲得にも注力している。ENEOS㈱の特約店として、11店舗のGSに卸売りも手掛ける。

コインランドリーを併設した福山市入船町のGS

土居新社長は1972年12月、福山市出身。英数学館高校、京都大学文学部卒業。㈱アサツー・ディ・ケイ、㈱バンダイ勤務を経て、父親で土居辰雄前社長の逝去にともない、昨年4月、土居石油の代表取締役に就任。今年2月1日から社長。趣味は舞台観賞と美術館、博物館巡り。福山市内在住。

土居社長は「優秀な人材が揃っており、社員満足度を高めることで潜在ニーズを獲得したい」と話した。

同社は1947年11月創業、64年設立。資本金1千万円、パートアルバイト含めた従業員数は70人。売上高は47億円(24年1月期)。