クッキングオン
大豆臭くない大豆ミートを販売
わたなべ生鮮館で1月中旬から
2026年01月10日号
健康志向やインバウンド需要に
岡山県を拠点に、広島県東部や香川県など中四国地方で業務用の厨房機器や調理器具、食器、食材、洗剤などを卸す㈱クッキングオン(岡山市北区川入1078―8、寺見真一社長、電086・363・0706、https://cooking-on.co.jp/)はこのほど、大豆加工食品などを扱う㈱エヌ・ディー・シー(=NDC、岐阜県)と西日本エリアでの戦略パートナー契約を結んだ。〝大豆臭の少ない〟大豆ミートを1月中旬から、岡山県内を中心に11店舗を展開する「わたなべ生鮮館」の総菜コーナーで販売する予定で、今後西日本各地で販売に注力していく。
大豆から作られた「大豆ミート」は、低カロリーで高たんぱく。健康志向や海外に多いヴィーガンやベジタリアンの需要に対応する「第3の食材」として話題を集めている。特に、NDC社の大豆ミート「かるフィレ」=写真上=は、大豆と米粉を主原料としているため(製法は特許申請中)、従来品の独特な大豆臭を抑えつつ、フィレ肉のような柔らかくジューシーな食感を実現している。
かるフィレは乾燥状態で提供され、1時間ほど水で戻すことでフィレ肉と同じように調理できる。常温・未開封の状態で2年間の賞味期限を持ち、そのまま食すこともできるという。さらに、水で戻したものを冷凍し、そのまま180℃の油で5分間揚げるだけでカツ肉として使える「かるカツ」を開発。大阪万博内のキッチンカーで、「かるカツバーガー」=写真中=「かるカツランチBOX」を販売したところ、半年間で10万食を突破。ギネス記録にも申請中という。
かるフィレ・かるカツは、咀嚼を促すために弾力性はあるものの筋がなくて食べやすく=写真下、コレステロール値は0で、価格は豚ロースの半額以下で済むということから、関東方面では高齢者向けの福祉施設からの注文が多くなっており、防災食としても注目されている。
寺見社長(48)は、インドや台湾、欧州からの訪日外国人にヴィーガン志向が多いことから、同食材がインバウンド観光を促進する起爆剤になり得ると予見。実際、尾道市や福山市などで旅行客からの評価が高く、口コミで利用者が広がっているという。「地元岡山市内でのヴィーガン対応が後手に回っていることが残念で、こうした食材を使っていることをSNSなどで発信するだけで意識の高さを訴えるチャンスになります。観光客誘致の一助として、地域経済を右肩上がりにしていってほしい」と訴える。個人向けにはECサイトで販売しており、業務用については直接問い合わせてほしいと話していた。