国立病院機構福山医療センター
お産セットに「Babyeets」を追加
新生児のライブ動画を家族へ配信
2026年03月01日号
出産を迎えた家族への新サービス
〔独〕国立病院機構福山医療センター(福山市沖野上町4―14―17、稲垣 優院長、電084・922・0001)はこのほど、出産を迎えた家族へのサービス向上を目的に、産後必要となるアイテム類を詰め合わせた「お産セット」の中身を更新。さらに、クラウドカメラを活用した新サービス「Babyeets(ベビーツ)」を同セットに加えた。中国地方で初の導入という。
出産とそれに続く新生児期は、母子ともに心身の変化が著しい時期であり、家族の見守りや喜びを共有し合うことは母親にとって大きな「安心感」や「心理的支え」になるという。だが近年は、単身赴任や遠方居住で病室へ行けない、また、感染症対策などによって面会が制限されることがある。そこで、医療機器材料販売などの㈱カワニシ(岡山北区、本山章社長)は2024年4月から、医療機関向け事業として、出産直後の新生児の様子などをスマホやパソコンなどを通してリアルタイムで映像を届けるサービスを始めた。
同センターでは、母子同室ができる新生児を対象に、産後2―4日の午前11時—午後3時の中の1時間、ライブ配信を行う。同時接続は最大6人で、撮影した写真や動画(10秒)は「アルバム」内へ保存できる。また、退院後の1カ月検診時には、同社スタッフが3―4分程度に編集した記念のメモリアルムービーを贈呈する。
同センターは、NICU(新生児集中治療室)やGCU(新生児回復室)の設備があり、幅広く安心安全な周産期管理の提供ができる施設で、年間約500件の分娩件数があるという。ベビーツを利用した母親からは、「病室に来られない家族に見てもらえ、喜んでもらえた」「上の子がスマホを通し、じっと赤ちゃんの動画を見て嬉しそうにしていたと、家族から聞いた」という声や、「妊娠中のエコー写真やスナップ、夫との写真・動画を取り入れてムービーを作ってもらえる。育児に忙しくてなかなか自分では撮れないので、素敵なプレゼントになった」という喜びの声が寄せられているという。