世羅高原農場
尾道松江線活かした観光プラン
陰陽結ぶ花の道構想が本格始動

2015年02月10日号

スタンプラリーとSNS活用

 農業組合法人世羅高原農場(世羅郡世羅町別迫1124―11、吉宗誠也代表理事、電0847・24・0014)をはじめとする7つの観光農園がこれまで5年間かけて準備してきた「花の道(フラワーロード)」構想が、今年3月22日〔日〕の尾道松江線全面開通を機にいよいよ本格化する。
 道沿線には山陽側から山陰側まで花の名所が点在していることから、全面開通を機にそれぞれの名所(点)をSNS等のインターネット情報(線)で結んで、地域全体(面)に集客する観光プランを吉宗代表理事(37)=写真=達は構想してきた。今後は国交省中国地方整備局広域計画課並びに中国・地域づくり交流会が支援する「尾道松江線等沿20P世羅高原農場線ネットワーク会議」にも参加し、尾道松江線・国道54号等沿線連絡会議(沿線市町の地方自治体)と連携・協力して企画を実行していく。
 世羅・庄原エリアには、国営備北丘陵公園をはじめ、世羅ゆり園(ゆり)や世羅高原農場(チューリップ・ダリア)、世羅甲山ふれあいの里(しだれ桜)等8カ所の花の里がある。ほかに、尾道には千光寺の桜があり、島根県雲南市にも日本桜の名所100選に選ばれた「さくらの里きすき」がある。出雲から松江にかけては、島根花の郷や松江フォーゲルパーク、とっとり花回廊など5カ所の四季折々の花が見られる庭園がある。
 以前は山陽花めぐり協議会と山陰花めぐり協議会とで、それぞれの側の「花めぐりプラス」というスタンプラリーチケットを5万部ずつ作成してきた。各地域の施設にはスタンプがあり、廻った数でギフト券などがもらえる抽選に参加でき、昨年は両エリアで1200人を超える利用者にプレゼントが贈られたという。
 今年は各地の名所を網羅しかつスタンプも押せるマップを共通で制作し、山陽・山陰合わせて10万部を発行する予定(沿線各地の観光協会が協力して作るA4版パンフレットとは別のもの)。また尾道松江線連絡協議会としてフェイスブック等のSNSを通して情報発信をこまめに行い、各拠点同士も情報交換を密にしあって相互誘客に努めたい、としている。
 吉宗代表理事の話「これから桜前線が日本列島を北上しますが、標高差から尾道松江線沿線は2-4週間、沿線上のどこかで桜が楽しめます。その桜めぐりツアーを企画して長期逗留を促す等、各観光拠点同士互いの“強み”を活かし、フォローしあえる関係性作りを強化していきます」。
 なお、今年開園20周年を迎える世羅高原農場では4月15日〔水〕―5月10日〔日〕まで春のチューリップ祭を開催する。見ごろは、4月下旬からゴールデンウィーク明け頃までで、昨年よりも10万株増やし、650品種85万本と国内最大級のチューリップ畑(6万5千㎡)を準備している。