ふな家
〝幻の魚〟など最高級食材使用
料理と酒の「同調」特別コース

2015年02月10日号

22―24日まで3日間限定

150210ふな家チラシ まごころ料理・ふな家(福山市船町6―4、女将・法谷栄子さん、電084・923・2785)は2月22日〔日〕―24日〔火〕、幻の魚クエ、クジラ、セイコガニなど最高級希少食材と、各料理に合う日本酒を合わせた「料理とお酒の“同調”を楽しむ3日間」を開く。
 最初の料理は、クジラの「ハツ」と「尾の身」、「九絵(クエ)の刺身」の3種。酒は料理と相性がいい「富久長スパークリング」を準備する。
 次は「セイコガニ」で、合わせる酒は「天保一常助」。
 3番目の「佐賀牛のヒレステーキ」には、肉と相性がいい「王祿(おうろく)」が出る。
 鍋料理は、王様と言われている「長崎産天然物九絵鍋」。酒は「凱陣」を合わせる。
 さらに「九絵鍋の雑炊」と「和スイーツ」、「抹茶風味のゼリー」と続く。
 食材の「クエ」は幻の魚として珍重されており、皮がゼラチン質で、頭部には濃厚な旨み、身は適度な締まりがあり、ほくほくしている。食通の間では「ふぐの食感でトロの旨み」と言われており、本場長崎から、最も美味しいサイズの天然ものを仕入れる。
 「クジラ」はハツ(心臓)と、マグロでいう中トロの部分「尾の身(尾びれに近い最高級部位)」を使う。体に優しいDHAやDPAがたくさん含まれている。
 ステーキに使う「佐賀牛」は、黒毛和牛のうち、霜降りの度合いが高いので珍重されている。
 冬の味覚の王者・越前ガニは、オスをズワイガニ、メスを「セイコガニ」と言い、今回はセイコガニを使う。プチプチと弾ける外子(卵)と甲羅の中にぎっしり詰まった内子はこの時期しか味わえない味覚で、特に内子は赤いダイヤと呼ばれている。濃厚なカニみそを食べた後の甲羅酒は絶品だという。