早川ゴム
福山市に500万円を寄付
はきもの博物館等の事業運営に

2015年03月01日号

15早川ゴム 早川ゴム㈱(福山市箕島町南丘5351、早川雅則社長=写真左、電084・954・7801)は福山市に500万円を寄付、2月19日に市役所6階第2応接室で開かれた「寄附受納式」で羽田晧市長=写真右=から感謝状が早川社長に渡された。
 同社は1919年にゴム履物の製造・販売で創業。当時のゴム草履は日本はきもの博物館(同市松永町)に展示されていた。しかし、同館は入館者減などに伴う収益悪化などを理由に、併設する日本郷土玩具博物館とともに2013年11月に一時閉館。その後は市が運営管理を引継ぎ、15年度に再開を目指す計画。
 今回の寄付は、4年後の19年に創業100周年を迎える同社が「地元福山市に恩返しをしたい」(早川社長)と、両館の事業運営に充ててもらうのが目的。
 同社は現在、土木用止水材、建築用防水材、住宅用防音材、化成品、機能性微粒子・粘着剤などを製造し、年商は107億円(14年12月期)を計上。
「創業100年に向けて更なる飛躍!」を新中期経営計画のスローガンに掲げ、「改修」「環境」「海外」をキーワードに新製品・市場開発を行う方針。社員数347人。